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【オリエントMAKO 2】お手頃価格で機械式 ムーブメントは完全国産! について熱く語る(前編)

みなさん、当ブログをご訪問くださりありがとうございます。

今回は

【オリエントMAKO 2】お手頃価格で機械式 ムーブメントは完全国産! について熱く語る(前編)

と題してお送りいたします。

最後まで読んでいってくださいね。

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オリエント MAKO

 

  

1.オリエントという会社について

みなさん、オリエントという会社を聞いたことがありますか?

日本の有名な時計メーカーと聞いて思い浮かべるのは

ではないでしょうか?

でも、ひと昔前までは

と言われてました。

そうなんです、日本にはオリエントという時計メーカーが存在していたのです。

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オリエントのロゴ 2頭のライオンが向かい合っている

オリエントという会社の今はどうなってるのか?

 

今はセイコーエプソンに事業統合されています。

 

つまりエプソン傘下の子会社になり「オリエント」というブランドの名前だけが存続している、という状況です。

 

ここで簡単にオリエントという会社の歴史をご紹介しましょう。

 

昭和25年に多摩計器株式会社として現在の東京都日野市に設立、翌26年にオリエント時計株式会社に称号を変更。

昭和59年からエプソンとの関係が始まります。

その後、エプソンとの間で株式のやりとりがいろいろとあって平成21年にエプソンの機能子会社となりました。

平成29年にオリエント の販売部門以外の部門はエプソンへ事業統合され、現在に至ります。

 

オリエントが作る時計は革新的なものが多く、セイコーシチズンと並びまさに日本を代表する時計メーカーであったことは事実です。

 

会社としてはエプソンの子会社となってしまいましたが、その時計作りにおけるポリシーは素晴らしいものがあり、その技術は今もしっかりと継承されております。

 

オリエントでもう一つ特筆すべきは「国産に拘っている」と言う点です。

 

中には海外工場で最終組み立てを行うモデルもありますが、しかし、全てのムーブメントは「国産」を貫いています。

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6時位置に日本製ムーブメントを示す印字がある

 

筆者がYouTubeでUPした「MAKO2」や「RAY RAVEN2」などは国内販売はせず海外専用モデルで、型番が「FAA」で始まっておりますので、こう言ったモデルは最終組み立てが海外の工場、と言うことになりますが、その中身のムーブメントについては日本国内で生産されたものです。

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FAAで始まる型番のモデルは最終組み立てが海外工場になる

コレは筆者が直接オリエントのお客様センターに電話して確認した情報になります。

 

こう言った「海外専用モデル」は特殊な例となりますが、普通に国内の時計店においているモデルは全て「国産」になります。

 

で、その価格が驚くほどに安価なんです。

 

コレ、すごいことですよ。

 

楽天やアマゾンで調べていただければ分かりますが、国産の機械式(一部にクォーツ式もありますが)時計が結構安価に販売されているんですよ。

 

ちょっと気になりませんか?

 

下記にオリエントのH PのURLを貼っておきますので一度覗いてみてください。

オリエント ブランド一覧|機械式時計・腕時計のオリエント

 

きっと気に入ったデザインのモデルが見つかりますよ。 

2.MAKO 2について

今回ご紹介する「MAKO2」はダイバーズ風ウォッチになります。

 

開封動画はこちら↓

youtu.be

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外観はダイバーズウォッチそのもの

ダイバーズウォッチを名乗るためにはISOやJIS等で定められた要件を満たさねばなりません。

 

この「MAKO2」はそう言った条件を満たしていないので「ダイバーズウォッチ」を名乗ることができず、そのため「ダイバーズ風ウォッチ」と勝手に言わせてもらいます。

 

しかし「ダイバーズ風」とは言え、その防水性能は「200m」を誇り、逆回転防止ベゼルが装備されていますので、日常生活においては何ら問題なく使用できる頼もしい「実用時計」と言えるでしょう。

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ウォーターレジストは200m という印字が確認できる

 

そして「MAKO」という名前ですが、コレはマオリ語で「サメ」を意味する言葉だそうです。

 

先にも述べましたが、今回筆者が購入した個体は「FAA」で始まる型番のため最終組み立てが海外工場ということになり完全な「国産」とは言えないのですが、中身のムーブメントは日本の国内工場で生産されたものでありますので、日差についてはそれほどの狂いもなく、正直言って「こんな安価な価格なのにこんなに高性能なのか!」と舌を巻いたほどです。

 

MAKO2」の全てが海外製か、と言えばそうではなく「SAA」で始まる型番のモデルであれば「国産」のようです。

 

ですので購入する際は「SAA」で始まるモデルを購入された方がよろしでしょう。

SAAとFAAは、価格的にもそれほどの差はありません。

 

ちなみに、セイコー5は型番の末尾が「K」なら海外工場で生産され、「J」なら国内工場で生産されています。

「K」は「海外=KAIGAI」の頭文字で「J」は「日本=JAPAN」の頭文字だろう、と言われています。

 

セイコー5の場合、同じモデルでも「K」と「J」の価格差は顕著で、あからさまに「J」の方が高額となっています。

 

でも「MAKO2」や「RAY2」はSAAであれFAAであれ、ほとんど同じ価格で販売されています。

 

コレ、本当に良心的ですよね。

 

っていうか、筆者自身、購入前に型番の法則に気がついておけばよかった、と後悔しております(泣)

 

購入後、すぐに YouTubeに「国産時計です」的なタイトルをつけて意気揚々とUPしたのですが、後に視聴者様から「FAAで始まる型番のモデルは国産ではなく海外工場で最終組み立てしたモデルになりますよ」とコメントで教えていただき、慌てて動画を修正しました。

 

本当、とほほです・・・。

 

ま、それはさておき、MAKO2の「2」ってナニ ?って思われた方もいるでしょう。

 

そうなんです、実はMAKO2には、その先代モデルの「MAKO」が存在しておりました。

先代モデルとは、搭載されているムーブメントが異なります。

先代には「46943」というムーブメントが搭載されていました。

コレは少し過去のオリエント主力ムーブメントとも言えるもので、実に40年以上製造されていた信頼のおけるムーブメントでしたが

  • ハック機能がない
  • 手巻き機能がない

という弱点を抱えておりました。

 

オリエントは、コレらの弱点を克服しハック機能と手巻き機能を備えたムーブメントを「46943」をベースにして開発しました。

 

そのムーブメントは「F6922」といい、このムーブメントを搭載したモデルが「MAKO2」になります。

 

3.外観の特徴

まず目につくのはブルーのサンバースト処理を施された文字盤ですね。

コレは本当に美しい。

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サンバースト処理の文字盤が実に美しい・・・

 

照明や日光に当たると、放射状に青く輝きます。

 

この輝きを見ているだけで時が経つのを忘れてしまいます・・・。

長針短針は「リーフ型」で太すぎず細すぎず、ちょうど良い塩梅を示しております。

この辺りのデザインは本当に秀逸ですよね。

 

秒針は先端だけが「赤塗装」で、ここも筆者的にカッコいいポイントです。

 

インデックスは6時、9時、12時だけがアラビア数字で、そのほかはバーインデックスとなっております。

 

そして、長針短針秒針、バーインデックス、アラビア数字インデックス、ベゼルの12時マーカーの全てにルミノバ塗料が塗られており、夜間視認性を向上させております。

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ルミノバが夜間の視認性を確保してくれる

 

ルミノバですので時間の経過とともに徐々に暗くなってしまうのは仕方ないのですが、それでも真っ暗闇の中では時間を確認できる程度にはほんのりと光ってくれるので便利です。

 

ベゼルは逆回転防止機能付きで、コインエッジ仕様となっており120クリックで1回転するようになっています。

 

コインエッジのギザギザが照明に当たってキラキラと反射する様も結構美しいですよ。

ケース表面がヘアライン仕上げ、ケースサイドはポリッシュ仕上げです。

ケースサイドにはリューズガードがついています。

リューズはねじ込み式となっており、防水性の向上に更なる安心感を与えてくれます。

 

ブレスは3連ブレスとなっており、表面はヘアライン仕上げでブレスサイドはポリッシュ仕上げとなっております。

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3連ブレス ヘアライン仕上げ サイドがポリッシュ仕上げ

 

バックルはダブルロック・サイドプッシュ付き3つ折れ式となっており、オリエントのロゴが刻印されています。

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バックルにはオリエント のロゴ

 

15,000円前後のモデルになりますが(場合によっては13,000円台で販売しているサイトもあります)、この価格でこのクオリティは本当に素晴らしいと思います。

4.まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は

【オリエントMAKO 2】お手頃価格で機械式 ムーブメントは完全国産! について熱く語る(前編)

 と題してお送りいたしました。

セイコー5も魅力的な時計ですが、実はオリエントの時計も素晴らしいという点がご理解いただけたでしょうか。

冒頭でも申し上げましたが、今はセイコーエプソンの子会社になってしまいましたので、単独でガッツリ目立つような販売戦略は行なっていないのでしょう。

それゆえ「オリエント」というブランドの知名度もそれほど高いとは言え無いのかも知れませんが、その時計のラインナップは本当に素晴らしいものばかりです。

特にフラッグシップとなる「オリエントスター」の名称を冠する時計は、そのほとんどが10万円を切る価格帯でありながら非常に魅力的な時計ばかりです。

そして、今回ご紹介した「MAKO2」もセイコー5とガチでぶつかる価格帯でありながら、セイコー5には無い性能を有しております。

7S26系のムーブメントを搭載するセイコー5は

  • ハック機能がない
  • 手巻き機能がない
  • 防水性能が50m〜100m

MAKO2は

  • ハック機能あり
  • 手巻き機能あり
  • 防水性能は200m

と、同じ価格帯でありながら明らかにMAKO2の方がセイコー5を上回っています。

昨年、リローンチされたセイコー5は4R系のムーブメントを搭載し、やっとハック機能や手巻き機能が備わりました。

その反面、価格帯が3万円台となり、7S系を搭載する旧セイコー5に比べ約2倍の価格帯となってしまいました。

この点を考えてみてもMAKO2のコストパフォーマンスがいかに高いか、がよく分かりますよね。

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多彩な機能が備わっているにもかかわらず15,000円前後で入手が可能!

「後編」は各種の寸法や姉妹機についてご紹介します。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

 

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