【オリエントMAKO 2】お手頃価格で機械式 ムーブメントは完全国産! について熱く語る(後編)
みなさん、当ブログをご訪問くださりありがとうございます。
今回は
【オリエントMAKO 2】お手頃価格で機械式 ムーブメントは完全国産! について熱く語る(後編)
と題してお送りいたします。
最後まで読んでいってくださいね。
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1.ムーブメント
前編ではオリエント というメーカーの歴史と、MAKO2の外観の特徴などをお話ししました。
- 日本では歴史の古い時計メーカーでありながら、現在はセイコーエプソンに事業統合され、そのためか、他の国内の時計メーカー(セイコーやシチズンなど)に比べるとあまり知名度が高くない
- しかし、その時計作りにかける情熱は非常に崇高である
というお話をしてまいりました。
後編ではいよいよ、時計の心臓部である「ムーブメント」のお話からスタートです。
「前編」でも少し触れましたが、MAKO2に搭載されているムーブメントは「F6922」になります。
初代の「MAKO」に搭載されていたムーブメントは「46943」といい、オリエント 社で40年以上生産されてきた主力ムーブメントだったのですが
- ハック機能が無い
- 手巻き機能が無い
と言った弱点を抱えておりました。
使用する上で「慣れて仕舞えば特に問題ない」のかも知れませんが、とは言え、ハック機能や手巻き機能がついていれば便利である事には違いありません。
オリエント社も「ハック機能や手巻き機能がないと不便だな」と考えたのでしょう。
そこで「46943」には無かった「ハック機能」と「手巻き機能」を備えたムーブメントを「46943」をベースにして開発したのでした。
それが「F6922」です。
そして「MAKO」シリーズにもこの新開発のムーブメントを搭載し「MAKO2」として世に送り出したのです。
筆者が「MAKO2」の日差を実機を使って実際に計測したのですが「約15秒」程度、と結構良い成績を示してくれました。
この価格帯の時計にしては非常に優秀な成績だと思います。
さすがは「国内工場で製造されたムーブメント」ですね。
ちなみにパワーリザーブは約40時間となっております。
2.各種寸法
- ケース径:41.5ミリ
- ケース厚:13ミリ
- ラグ幅:22ミリ
- ラグ〜ラグ間:46.6ミリ
(以上、筆者の計測による)
筆者的には「大き過ぎず・小さ過ぎず」と言ったサイズ感です。
腕につけていて丁度良いフィット感です。
3.姉妹機の紹介
MAKO2にはカラーリングの違うモデルが存在しています。
・ベゼルが黒、文字盤が黒
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ベゼルも文字盤も黒のモデルは非常に落ち着いて見えますので、ビジネスシーンでも違和感なく使えます。
・ベゼルが赤と青、文字盤が青
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ベゼルが赤と青のモデルは、そのカラーリングから「ペプシ」と言われています。
(コレはMAKO2に限った話ではなく、赤と青の色の組み合わせを持ったベゼルを装着している時計は、どのメーカーのモデルであれ「ペプシ」の愛称で呼ばれることが多いようです)
ペプシモデルは見た目が派手なので、ビジネスシーンではスーツとのコーデがちょっと難しいかな、と言った感じですが、オフシーンであれば大活躍間違いなしでしょう。
くどいようですが、全ての機種に「SAA」モデルと「FAA」モデルがあります。
ご購入の際は、型番をよく見てくださいね。
4.まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は
【オリエントMAKO 2】お手頃価格で機械式 ムーブメントは完全国産! について熱く語る(後編)
と題してお送りいたしました。
筆者は「セイコー5」で機械式腕時計の魅力に取り憑かれて「セイコー5好き」を自認しているのですが、そのセイコー5(主に7S系ムーブメントを搭載の)と同じ価格帯でありながら、MAKO2は
- ハック機能あり
- 手巻き機能あり
- 防水性能は200m
と、明らかにセイコー5以上の付加価値を有しており、そう言った点ではセイコー5よりも「コスパがいいなあ」「性能が上だなあ」と素直に思います。
見た目もかっこいいですしね。
最終組み立てが海外工場のロット(型番=FAA〜)と国内工場のロット(型番SAA〜)に大別されますが、両者にそれほどの価格差がない、というのが良心的ですよね。
良心的ですよね。(大事なことなので二度言いました・笑)
セイコー5は海外製(型番末尾がK)と国産(型番末尾がJ)で、これ見よがしに価格が違います。(当然のことながら「J」の方があからさまに高額です)
そう言った点からも、国産(SAA〜)のモデルであっても15,000円前後で入手できるMAKO2は本当にお勧めできる良い時計です。
筆者は、型番に関する内容が不勉強なまま「オリエントブランドは全てが国産だ」と勝手に思い込んで、適当にクリックして買ったのが「FAA」モデルでした。
FAAモデルが悪い、と言っているのではないですよ、中身のムーブメントは国産ですしね。
ただ、どうせ同額を出すならSAAモデルの方が良かったな、とちょこっとだけ思っていたり、いなかったり・・・。
いやいや、FAAモデルでも満足しているんですよ、性能はいいですし・・・。
ええ、どうせならSAAが欲しかったですよ!そうですよ!!(泣)
もし、コレからご購入を考えておられるのであれば、SAAモデルならば中身のムーブメントから最終の組み立てまで国内工場での製造になり、それでいてFAAモデルとほとんど同額なので
お得ですよ。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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【オリエントMAKO 2】お手頃価格で機械式 ムーブメントは完全国産! について熱く語る(前編)
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1.オリエントという会社について
みなさん、オリエントという会社を聞いたことがありますか?
日本の有名な時計メーカーと聞いて思い浮かべるのは
ではないでしょうか?
でも、ひと昔前までは
と言われてました。
そうなんです、日本にはオリエントという時計メーカーが存在していたのです。
オリエントという会社の今はどうなってるのか?
今はセイコーエプソンに事業統合されています。
つまりエプソン傘下の子会社になり「オリエント」というブランドの名前だけが存続している、という状況です。
ここで簡単にオリエントという会社の歴史をご紹介しましょう。
昭和25年に多摩計器株式会社として現在の東京都日野市に設立、翌26年にオリエント時計株式会社に称号を変更。
昭和59年からエプソンとの関係が始まります。
その後、エプソンとの間で株式のやりとりがいろいろとあって平成21年にエプソンの機能子会社となりました。
平成29年にオリエント の販売部門以外の部門はエプソンへ事業統合され、現在に至ります。
オリエントが作る時計は革新的なものが多く、セイコーやシチズンと並びまさに日本を代表する時計メーカーであったことは事実です。
会社としてはエプソンの子会社となってしまいましたが、その時計作りにおけるポリシーは素晴らしいものがあり、その技術は今もしっかりと継承されております。
オリエントでもう一つ特筆すべきは「国産に拘っている」と言う点です。
中には海外工場で最終組み立てを行うモデルもありますが、しかし、全てのムーブメントは「国産」を貫いています。
筆者がYouTubeでUPした「MAKO2」や「RAY RAVEN2」などは国内販売はせず海外専用モデルで、型番が「FAA」で始まっておりますので、こう言ったモデルは最終組み立てが海外の工場、と言うことになりますが、その中身のムーブメントについては日本国内で生産されたものです。
コレは筆者が直接オリエントのお客様センターに電話して確認した情報になります。
こう言った「海外専用モデル」は特殊な例となりますが、普通に国内の時計店においているモデルは全て「国産」になります。
で、その価格が驚くほどに安価なんです。
コレ、すごいことですよ。
楽天やアマゾンで調べていただければ分かりますが、国産の機械式(一部にクォーツ式もありますが)時計が結構安価に販売されているんですよ。
ちょっと気になりませんか?
下記にオリエントのH PのURLを貼っておきますので一度覗いてみてください。
きっと気に入ったデザインのモデルが見つかりますよ。
2.MAKO 2について
今回ご紹介する「MAKO2」はダイバーズ風ウォッチになります。
開封動画はこちら↓
ダイバーズウォッチを名乗るためにはISOやJIS等で定められた要件を満たさねばなりません。
この「MAKO2」はそう言った条件を満たしていないので「ダイバーズウォッチ」を名乗ることができず、そのため「ダイバーズ風ウォッチ」と勝手に言わせてもらいます。
しかし「ダイバーズ風」とは言え、その防水性能は「200m」を誇り、逆回転防止ベゼルが装備されていますので、日常生活においては何ら問題なく使用できる頼もしい「実用時計」と言えるでしょう。
そして「MAKO」という名前ですが、コレはマオリ語で「サメ」を意味する言葉だそうです。
先にも述べましたが、今回筆者が購入した個体は「FAA」で始まる型番のため最終組み立てが海外工場ということになり完全な「国産」とは言えないのですが、中身のムーブメントは日本の国内工場で生産されたものでありますので、日差についてはそれほどの狂いもなく、正直言って「こんな安価な価格なのにこんなに高性能なのか!」と舌を巻いたほどです。
「MAKO2」の全てが海外製か、と言えばそうではなく「SAA」で始まる型番のモデルであれば「国産」のようです。
ですので購入する際は「SAA」で始まるモデルを購入された方がよろしでしょう。
SAAとFAAは、価格的にもそれほどの差はありません。
ちなみに、セイコー5は型番の末尾が「K」なら海外工場で生産され、「J」なら国内工場で生産されています。
「K」は「海外=KAIGAI」の頭文字で「J」は「日本=JAPAN」の頭文字だろう、と言われています。
セイコー5の場合、同じモデルでも「K」と「J」の価格差は顕著で、あからさまに「J」の方が高額となっています。
でも「MAKO2」や「RAY2」はSAAであれFAAであれ、ほとんど同じ価格で販売されています。
コレ、本当に良心的ですよね。
っていうか、筆者自身、購入前に型番の法則に気がついておけばよかった、と後悔しております(泣)
購入後、すぐに YouTubeに「国産時計です」的なタイトルをつけて意気揚々とUPしたのですが、後に視聴者様から「FAAで始まる型番のモデルは国産ではなく海外工場で最終組み立てしたモデルになりますよ」とコメントで教えていただき、慌てて動画を修正しました。
本当、とほほです・・・。
ま、それはさておき、MAKO2の「2」ってナニ ?って思われた方もいるでしょう。
そうなんです、実はMAKO2には、その先代モデルの「MAKO」が存在しておりました。
先代モデルとは、搭載されているムーブメントが異なります。
先代には「46943」というムーブメントが搭載されていました。
コレは少し過去のオリエント主力ムーブメントとも言えるもので、実に40年以上製造されていた信頼のおけるムーブメントでしたが
- ハック機能がない
- 手巻き機能がない
という弱点を抱えておりました。
オリエントは、コレらの弱点を克服しハック機能と手巻き機能を備えたムーブメントを「46943」をベースにして開発しました。
そのムーブメントは「F6922」といい、このムーブメントを搭載したモデルが「MAKO2」になります。
3.外観の特徴
まず目につくのはブルーのサンバースト処理を施された文字盤ですね。
コレは本当に美しい。
照明や日光に当たると、放射状に青く輝きます。
この輝きを見ているだけで時が経つのを忘れてしまいます・・・。
長針短針は「リーフ型」で太すぎず細すぎず、ちょうど良い塩梅を示しております。
この辺りのデザインは本当に秀逸ですよね。
秒針は先端だけが「赤塗装」で、ここも筆者的にカッコいいポイントです。
インデックスは6時、9時、12時だけがアラビア数字で、そのほかはバーインデックスとなっております。
そして、長針短針秒針、バーインデックス、アラビア数字インデックス、ベゼルの12時マーカーの全てにルミノバ塗料が塗られており、夜間視認性を向上させております。
ルミノバですので時間の経過とともに徐々に暗くなってしまうのは仕方ないのですが、それでも真っ暗闇の中では時間を確認できる程度にはほんのりと光ってくれるので便利です。
ベゼルは逆回転防止機能付きで、コインエッジ仕様となっており120クリックで1回転するようになっています。
コインエッジのギザギザが照明に当たってキラキラと反射する様も結構美しいですよ。
ケース表面がヘアライン仕上げ、ケースサイドはポリッシュ仕上げです。
ケースサイドにはリューズガードがついています。
リューズはねじ込み式となっており、防水性の向上に更なる安心感を与えてくれます。
ブレスは3連ブレスとなっており、表面はヘアライン仕上げでブレスサイドはポリッシュ仕上げとなっております。
バックルはダブルロック・サイドプッシュ付き3つ折れ式となっており、オリエントのロゴが刻印されています。
15,000円前後のモデルになりますが(場合によっては13,000円台で販売しているサイトもあります)、この価格でこのクオリティは本当に素晴らしいと思います。
4.まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は
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と題してお送りいたしました。
セイコー5も魅力的な時計ですが、実はオリエントの時計も素晴らしいという点がご理解いただけたでしょうか。
冒頭でも申し上げましたが、今はセイコーエプソンの子会社になってしまいましたので、単独でガッツリ目立つような販売戦略は行なっていないのでしょう。
それゆえ「オリエント」というブランドの知名度もそれほど高いとは言え無いのかも知れませんが、その時計のラインナップは本当に素晴らしいものばかりです。
特にフラッグシップとなる「オリエントスター」の名称を冠する時計は、そのほとんどが10万円を切る価格帯でありながら非常に魅力的な時計ばかりです。
そして、今回ご紹介した「MAKO2」もセイコー5とガチでぶつかる価格帯でありながら、セイコー5には無い性能を有しております。
7S26系のムーブメントを搭載するセイコー5は
- ハック機能がない
- 手巻き機能がない
- 防水性能が50m〜100m
MAKO2は
- ハック機能あり
- 手巻き機能あり
- 防水性能は200m
と、同じ価格帯でありながら明らかにMAKO2の方がセイコー5を上回っています。
昨年、リローンチされたセイコー5は4R系のムーブメントを搭載し、やっとハック機能や手巻き機能が備わりました。
その反面、価格帯が3万円台となり、7S系を搭載する旧セイコー5に比べ約2倍の価格帯となってしまいました。
この点を考えてみてもMAKO2のコストパフォーマンスがいかに高いか、がよく分かりますよね。
「後編」は各種の寸法や姉妹機についてご紹介します。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
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【ウェンガー】125周年の限定クロノグラフモデル!! について熱く語る
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1.外観の特徴
ウェンガーの腕時計、といえば映画「踊る大捜査線 THE MOVIE」で織田裕二扮する青島刑事が劇中で身につけていたことで有名になりましたよね。
(今の若い方々はご存知ないかも・・・?)
あれは「ウェンガー コマンドクロノ W70725」というモデルになるそうです。
なかなかミリタリー色の強い時計でカッコ良かったですよね。
それもそのはず、ウェンガーという会社はスイスの時計メーカーで、スイスをはじめとする各国の軍隊などから採用されたこともあるそうです。
今回ご紹介するモデルは、ウェンガーのブランド創立125周年を記念して作られたモデルになります。
元々「アティチュード」というモデルがあるのですが、そのモデルをベースにして、文字盤の「1」「2」「5」を赤く塗装し「125周年モデル」を表しております。
そのほか、3時の位置にある「WENGER」のロゴの下に「SPECIAL EDITION」の文字が夜光塗料で記入されております。
外環の特徴としては、まず「全身が真っ黒」が最大のポイントかな、と。
ケース表面ですが、ベゼルは黒色ポリッシュ仕上げとなっており、そこに白文字でタキメーターが刻まれています。
ラグやケースサイドはヘアライン仕上げとなっていてあえて艶感を消しています。
ブレスは、3連ブレスとなっており、端のコマはヘアライン仕上げの艶消しとなっていますが、中央のコマはポリッシュ仕上げで艶があります。
ブレスサイドはヘアライン仕上げの艶消しとなっています。
バックルは3つ折れダブルロックのサイドプッシュ式が採用となっており、ブレス同様、ヘアライン仕上げの艶消しとなっています。
バックルの中央にウェンガーのマークが刻印されています。
一見すると秒針のように見える赤く塗られた針は、クロノグラフのスイッチをいれたときに作動するもので「クロノグラフ秒針」になります。
赤い針、かっこいいです。
6時の位置にある小さな針が、通常の秒針に相当し「スモールセコンド」と言われるものになります。
12時の位置には「1/10秒計」があり、クロノグラフを作動させると、1秒間に1回転の速さで目まぐるしく回転します。
2.ムーブメント
ムーブメントはクォーツになります。
型番が一切不明で申し訳ないのですが、唯一「スイス製のムーブメント」という記述がありました。
このモデルを購入したのが2019年8月で、そのときに時間合わせをやったっきり、一度も調整せずに今日まで来ております。
この記事を書いているのが2020年2月になりますので時間合わせをしてから約半年経過したことになります。
現在の誤差が、なんと「1秒進んでいる」だけです。
う〜ん、クォーツ恐るべし、です。
日頃、セイコー5などの機械式時計をメインで使用していて、日差は15秒くらい生じるのを「当たり前」として生活しておりますので、この「半年で1秒の誤差」という数字を目の当たりにすると「さすがはクォーツ」と思ってしまいますね。
時々、箱から出して身につけるのですが、時間合わせも無しにそのまま使えるってのは本当に便利です。
機械式には機械式のいいところがあって、それはそれで捨てがたい魅力ではあるのですが、クォーツ式の「極限まで誤差を排除した時計」も魅力的です。
3.各種寸法
- ケース径:44mm
- ラグ幅:22mm
- ラグ〜ラグ間:54mm
- ケース厚:12mm
文字盤自体が黒色艶消し処理がなされており、その上に白色の長針短針が配置されているので、大きな文字盤と相まって視認性は抜群に良好です。
金属ブレスのモデルですので、オンにも十分使えます。
実際、私も週のうち1日はウェンガーをつけて出勤しています。
毎日毎日セイコー5、というわけではなく所有している時計を日々ローテーションさせながら使っていると、大体週イチ程度でウェンガーを使っていますね。
仕事中にふと時計に目をやったときに、大きな文字盤なので時間がすぐに判るっていうのは本当に便利です。
4.姉妹機の紹介
「125周年限定モデル」のベースとなったモデルがあります。
それが「アティチュード」というモデルで、型番が「01.1543.115」になります。
限定モデルの入手は、現在は無理ですがこの「01.1543.115」であれば通常のカタログラインナップモデルですので入手は可能です。
「125周年限定モデル」との違いは
- 文字盤の「1」「2」「3」が赤塗装ではなく、通常の夜光塗料
- 3時位置の「WENGER」ロゴの下に「SPECIAL EDITION」の文字がない
くらいです。
5.まとめ
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【ウェンガー】125周年の限定クロノグラフモデル!! について熱く語る
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いかがでしたでしょうか?
スイス製の時計でありながら4万円代で購入可能、しかも誤差は半年で1秒程度。
コレほど高性能なクロノグラフを結構リーズナブルな価格で入手できるのですからお手元に1本置いておかれても良いのでは、と思います。
なによりパッと見が「かっこいい」のでそれだけで買い、ですよね(笑)
とにかくミリタリーな雰囲気が全身から滲み出ているんですよね、このモデル。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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【セイコー5】ブレスの長さ調整! について熱く語る
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【セイコー5】ブレスの長さ調整! について熱く語る
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1.ブレスの調整方法
時計の金属ブレスは、購入した時点では長すぎるので自分の手首まわりに合わせて調整する必要があります。
通常は購入したお店等で調整をやってもらうパターンが多いと思います。
この場合は大抵無料でやってもらえるケースが多いですね。
しかし、ネットなどで購入した場合、長さ調整は自分でやるか、または近所の時計店に持ち込んで有料で調整してもらう、と言った方法になるでしょう。
もし、自分で長さ調整ができればいちいち時計店に持ち込まなくても済みますし、一度調整した後で「う〜ん、もう少し長めの方が良かったな」と言った場合にもすぐに対応出来るので便利ですよね。
今回は、自分で出来るブレスの長さ調整方法をご紹介したいと思います。
調整方法は簡単です。
「ブレスの不要なコマを外す」ただそれだけです。
コマは概ね下記の3パターンで連結されています。
- ネジで連結
- 板バネで連結
- ピンで連結
市場に流通しているブレスの大半は「板バネ式」&「ピン式」なのでここではその2つのパターンについて解説しますね。
2.必要な工具
コマの調整には、それなりに専門の工具があった方が便利です。
家庭にある工具で代用もできますが、やはり専門工具の方が作業が捗りますし、ブレスを傷つけるリスクが少なくて済みます。
代用工具はどこまで行っても所詮「代用」なのでブレスに傷をつけてしまったり、最悪の場合、手を怪我する恐れもあります。
専用の工具、と聞くと高価なイメージがありますが今やネットの時代、検索すれば安価に入手できる工具類がすぐにHITします。
プロの時計職人さんが使うような工具であれば、それ相応に高価なモノになるでしょうけど、私のような素人が扱う程度の工具であれば、そんなに本格的な物は不要です。
それよりも安価に入手できる方がメリットとしては大きいです。
私は楽天で下記のような「工具一式セット」を購入しました。(2019年9月 1,470円)
この工具一式があれば、裏蓋を開けて自分で電池交換まで可能です。
3.コマの連結金具の違い
では、「板バネ式」と「ピン式」の違いを見ていきましょう。
- コマ同士を板状のパーツで連結しているのが「板バネ式」
- コマ同士を細い棒状のパーツ(これをピンという)で連結しているのが「ピン式」
ということになりますが、簡単に見分ける方法として、コマのサイドを見たときに
- コマの側面に板状のパーツが刺さっているように見えたら、それが板バネ
- コマの側面に小さな穴があってそこに細い棒状のものが刺さっていたら、それがピン
ということになります。
4.板バネ式の調整方法
まず、バックルから「バネ棒」を抜いてブレスを広げます。
この方が作業がしやすくなるからです。
次に、短くするために落としたいなあ、と思っているコマの部分をよく見ます。
すると矢印と板バネが見えます。
この矢印は、「こっちの方向に板バネを押し出してね、そうすると板バネが取れるよ」という意味の矢印になるのです。
メーカーによって板バネの形状には色々な種類があるようです。
コレは足が1本のものですが、足が2本の形状のものもあります。
コマを取り除いて、ブレスを好みの長さに調整できたら逆の手順で板バネをコマに戻しましょう。
板バネを工具一式セットの中にある小さなプラスチックヘッドのハンマーで軽く叩いてやるとコマの中に板バネが入っていきます。
板バネのポッチがコマのスリットに引っかかるところまで入ればOKです。
5.ピン式の調整方法
板バネ式と同様にバックルの「バネ棒」を抜いてブレスを広げましょう。
この方が作業がしやすいからです。
ピン式のブレスにも矢印が刻印されているのが見えます。
板バネ式と同様にこの矢印も「矢印の方向にピンを抜いてね。そうすればコマが外れるよ」という意味のマークになります。
6.まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今回は
【セイコー5】ブレスの長さ調整! について熱く語る
と題してお送りしました。
「専用の工具なんて持ってないよ」
「自分でできる自信がないよ」
と思っておられる方も多いと思いますが、専門の工具なら安心して作業ができます。
かくいう私も実は自分でやるのが初めてで、ネットでいろんなサイトを参考にして作業しました。
実際にやってみると案外簡単で「安くても、そこはやっぱり専門工具だな」と感心しました。
一家に1セットあれば、いざというときに結構役に立ちますよ。
腕時計の格安ブレスについて熱く語る
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腕時計の格安ブレスについて熱く語る
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1.社外品のブレス
腕時計を購入されたら、ベルトも一緒についてきますよね。
時計のバンド類は、「革のベルト、ナイロンバンド、金属ブレス」と大体この3種類に大別されますが、とにかくなんらかの「ベルト(ブレス)」が標準装備で一緒についてきます。
が、中には様々な事情で「時計の本体だけ」で販売されているケースもあります。
そう言った場合、バンド類を別で手配して入手しなければなりません。
また、イメージチェンジを図るためにバンドを交換したいなあ、なんて思うこともあるでしょう。
こんな時に役立つのが「社外品のバンド(ブレス)」です。
自分の好みでいろんなデザインのバンド(ブレス)が楽しめますよ。
特に革製の社外バンドなんて、もう数え切れないほどの種類が販売されています。
様々なカラーリングや、ワニ皮を思わせる表面の模様、ツヤの有無、ステッチの有無、その他諸々・・・。
革製の社外バンドは奥が深いですよ(笑)
値段もピンからキリまでありますので、時には「え?こんな安価なのにこんなにクオリティが高いの?」って商品に出会うこともあってなかなか楽しめます。
でも今回は革製のバンドのお話ではなく「金属ブレス」のお話です。
革製のバンドについては別の機会に熱く語りたいと思います。
以前のブログでもご紹介しております「セイコー5スポーツ SNZG 13」ですが、コレ、「訳あり品」として本体だけで販売されていまして、その状態で購入したんんです。
本体だけで、しかも「訳あり品」でしたのでお値段が送料込みで約8,500円でした。(2019年8月)
もし、ベルトも付いた状態で普通に購入するなら大体16,000円〜20,000円の間で販売されていますので概ね半額で「本体だけ」を入手できたことになります。
「訳あり」の理由も、ショップの説明文によれば「本体の裏側に小傷があるため」とか「ベルトのほうに傷があるからベルトは売り物にならないが、本体の方は問題ないから本体だけ販売しています」と言った事情でしたので、私としては「コレは買いだな」と判断して購入したのです。
ま、私としては非常にお買い得な買い物でした。
で、ベルトの方はネットで色々と探し回って送料込みで「約3,700円」という格安の金属ブレスを購入したんです。
このブレスのデザインが、純正の金属ブレスとなんらの遜色もないくらいに良い出来映えで、とても4,000円以下の格安商品には見えないんですよ。
結局、本体とブレス代を合計しても「約12,200円」なので安価にSNZG13を入手できたことになります。
本当に良い買い物ができた、と思います。
2.外観の特徴
ブレスの形状としては「3連ブレス」になります。
ブレスの表面はヘアライン仕上げ、ブレスのサイドはポリッシュ仕上げになります。
SNZG13のケースサイドがポリッシュ仕上げで、ブレスサイドも同様のポリッシュ仕上げですので、横から見ると時計本体からブレスへと鏡面が連続しておりデザインの統一性が感じられ、このブレスが社外品の格安ブレスであることを全く感じさせません。
バックルは、三つ折れ式のサイドプッシュ&ダブルロックとなっており、コレは純正品と全く同じ機構です。
純正品との違いは、バックル部分に「SEIKO」のロゴが入っていない、という点くらいです。
このブレスのクオリティは本当に高くて、一見して4,000円以下の格安ブレスとは思えないくらいです。
本当にコストパフォーマンスの高い商品だと思います。
3.注意点その①「ラグ幅」
社外品のブレスを購入する場合に注意すべき点は「ラグ幅」です。
ブレスは「バネ棒」というパーツで時計本体に繋がれています。
そのバネ棒を受ける部分を「ラグ」と言います。
バネ棒は時計本体から突き出ている2本のラグの間に挿入されます。
その2本のラグの間の寸法のことを「ラグ幅」といって、ここの寸法は時計によって変わりますので、まずはここの寸法をしっかりと測って把握した上で注文しなければなりません。
ラグ幅の寸法をちゃんと確認せずに適当に注文してしまうと、悲惨な目に遭います。
4.注意点その②「弓カン」「直カン」
次に注意すべきはラグ部分の形状です。
ここは、その形状から「弓カン」または「直カン」と呼ばれる形状に分かれます。
この形状もしっかりと調べてから注文しましょう。
弓カンが入る形状の部分に直カンは入りませんし、その逆もまた然りです。
時計のベゼルの円周部がラグ部分にそのまま現れているようであれば、その場合は弓カンで、ラグ部分が直線状になっていれば直カンだ、と判断して頂いて大丈夫だと思います。
5.まとめ
いかがでしたか?
今回は
腕時計の格安ブレスについて熱く語る
と題してお送りいたしました。
価格の割には良い仕上がりなので、ぱっと見は4,000円以下の格安ブレスだとは気が付かないと思います。
セイコー5の純正ブレスと何らの違いがない商品だと思っています。
例えば
- 純正ブレスが経年で傷だらけになって、交換品を探している。
- 本体だけを買ってブレスを別売で探している。
- 純正品が革製ベルトだったけど、イメチェンで金属ブレスをつけてみたい。
と思っている人には、今回の「格安ブレス」は本当におすすめの商品です。
一度、お試しになってはいかがでしょうか?
【タイメックス】金属ブレスのエクスペディションフィールドレンジャー!! について熱く語る
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【タイメックス】金属ブレスのエクスペディションフィールドレンジャー!! について熱く語る
と題してお送りします。
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1.TIMEXについて
TIMEXというのは米国の時計メーカーの名前です。
「TIME(=タイム)」に「X」をくっつけて「TIMEX(=タイメックス)」という社名にしたのでしょう。
まあ、一目で「時計メーカー」と認識してもらえますね。
そのメーカーの製造する腕時計全般を「タイメックス」と呼称するケースが多いです。
タイメックスには「ウィークエンダー」とか「キャンパー」とか「エクスペディションスカウトメタル」といった代表的なモデルがいくつか存在しますが、そのどれを身につけていても、大抵は「あ、今日はタイメックスつけてるんだね」って具合に言われます。
「あ、今日はウィークエンダーだね」と言われることはほとんどありませんね。(なぜなんでしょうかね?)
車で例えるとベンツみたいなモノでしょうか?
ベンツにもいろんなモデルがありますが、どのモデルに乗っていても「ベンツにお乗りなんですね」と一括りに言われるようなモノですかね・・・。
タイメックスの腕時計は非常にリーズナブルな価格で販売されている、という点も見逃せません。
コレ、結構ポイント高いですよね。
例えばウィークエンダー、キャンパーなどは、楽天やアマゾンで大体4,000円から5,000円程度で販売されています。
結構安価に入手できるので、一人でいろんな種類のタイメックスを持っておられる方も多いですね。
タイメックスのバンドは、そのほとんどのモデルが「ナイロンベルト」か「革製のベルト」で作られています。
ナイロン製のベルトは俗にいう「NATOベルト(NATOバンド)」と言われているタイプのものが多いです。
革製のバルトは安価なモデルの割に結構品質が高く、いい味を出しています。
タイメックスは3針のシンプルなモデルが多いので、それにNATOバンドや革製ベルトを組み合わせると、「ミリタリー」っぽさが急激に出てきてなんともカッコいい雰囲気になります。
2.外観の特徴
今回ご紹介する「エクスペディションフィールドレンジャー」はタイメックスの時計にしては結構珍しい部類に入るのではないか、と筆者は個人的に思っています。
それというのも「ベルトが金属製」だからです。
先にも申しましたがタイメックスの時計というのはその大半が「ナイロン製」か「革製」もベルトなんですね。
その中にあって「金属製ブレス」というのは、結構異色な存在かな、と。
カラーリングは全身が「ガンメタリック」で、ケース全面が艶消し仕上げ、金属ブレスはヘアライン仕上げとなっており、なかなか渋い仕上がりです。
見た目はダイバーズウォッチのような「ベゼル」が装着されています。
普通、ダイバーズウォッチのベゼルといえば「逆回転防止機構」がついていますが、このモデルのベゼルは回転しません。
正方向にも逆方向にも、です。
「逆回転防止ベゼル」ならぬ「両回転防止ベゼル」と言ったところでしょうか・・・。
いわゆる「飾り」ってヤツですね。(笑)
ケースの素材は「真鍮製」です。
腕時計のケース素材としてステンレス製が多い昨今において、真鍮製というのも結構異色ですね。
長針と短針はグレーがかった白です。
真っ白、ではないのでそれほど目立ちませんが、視認性を損ねるほどではありません。
パッと見てすぐに時間を把握できる程度には視認性がありますので、多少グレーがかっていても特に支障はありません。
秒針の先が「赤」く塗られているのは、筆者的にポイントが高いです。
コレだけで「カッコいい」認定です(笑)
3.インディグロナイトライト
タイメックスを語る上で絶対に外してはならないのが「インディグロナイトライト」です。
コレは文字盤全体がブルーに発光する機構のことです。
この発光機構のおかげで夜間でも容易に時間を知ることができます。
電気を流せばシート全面がブルーに発光する、という「ELシート」の性質を利用した機構になります。
この仕組みは、2000年初期に販売された車のメーターにも採用されていたことがありましたね。
最近では滅多にお目にかかりませんが・・・。
コレ、実は筆者が20年間使い続けていた「カシオ ティンバークルーザー」というクォーツ時計にも同じ機構が搭載されていて、カシオでは「ELバックライト」と呼んでいましたがそれと全く同じモノですね。
夜中によく眼が覚める筆者にとってタイメックスは、前回ご紹介した「トリチウムガスチューブ」搭載のラドウェザー同様に、本当に助かる腕時計となっております。
4.ムーブメント
ムーブメントの型式は不明ですが、フィリピンで製造されているムーブメントのようです。
タイメックスのモデルの中には「機械式」もありますが、ほとんどが「クォーツ式」となっております。
タイメックスの時計でよく言われるのが「秒針のカチコチ音」です。
大きな柱時計ならいざ知らず、最近のクォーツ時計って「無音」で作動するものばかりだと思っていたのですが、タイメックスの腕時計はクォーツのわりには結構カチコチ音が聞こえるんですよ。
コレもタイメックスの特徴の一つ、ですね。
5.各種寸法
- ケース径=43ミリ
- ラグ〜ラグ間=51.1ミリ
- ラグ幅=20ミリ
- ケース厚み=11.8ミリ
6.まとめ
今回は
【タイメックス】金属ブレスのエクスペディションフィールドレンジャー!! について熱く語る
と題してお送りしましたがいかがでしたでしょうか?
単なる「安価なクォーツ」ではなく、インディグロナイトライトがついているだけで結構付加価値のある時計、と言えるのではないでしょうか。
また、手頃な価格帯のモデルが多いので1機種に絞らず気に入ったモデルを気軽に購入できる、という点でもタイメックスの時計はポイントが高いと思います。
その日の気分に合わせてモデルを選んでみる、と言った楽しみ方もできますよね。
エクスペディションフィールドレンジャーはビジネスシーンでもオフシーンでも、どちらでも使える万能選手だと、個人的には思っています。
あれもコレも買うのはちょっと、という方にはエクスペディションフィールドレンジャーがお勧めですね。
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【ラドウェザー】蓄光とは違うのだよ、蓄光とは!トリチウムガスチューブ搭載!!ラドウェザーパイロットウォッチについて熱く語る(後編)
みなさん、当ブログをご訪問くださりありがとうございます。
今回は
【ラドウェザー】蓄光とは違うのだよ、蓄光とは!トリチウムガスチューブ搭載!!ラドウェザーパイロットウォッチについて熱く語る(後編)
と題してお送りします。
最後まで読んでいってくださいね。
1.外観の特徴
外観の特徴としては、なんと言っても仕上げが「全身真っ黒」なところ、といえるでしょう。
この「全身真っ黒」は「限定モデル」になりまして、通常モデルであればステンレスでシルバー仕上げのところを真っ黒にコーティングしている、というものになります。
外装パーツは全て真っ黒なのですが、なんと長針&短針&スモールセコンド針&24時間針までもが真っ黒に仕上げられているので、黒文字盤の上に黒い針が来て「時間が読みにくいったらありゃしない」という欠点がありました。
そりゃ、全身真っ黒なので最初手にした時は「おお、こりゃ精悍なヤツだ。かっこええ」と悦に浸っていたのですが使っていくうちに、じっくり見ないと時間が読めない、という現実を知ることになりました(笑)
夜間は自慢のトリチウムガスチューブが勝手に発光(笑)してくれているので視認性は全く問題ないのですが、昼間の視認性は少々劣る、と言った感想です。
昼よりも夜の方がよく見える時計ってどうなん?・・・(笑)
で、どうしたものかと考えていましたところ「針先が黒くて読めないのであれば、白く塗ればいいやん」という単純な発想に至り、実際に自分で塗ることにしました。
ネットで裏蓋を開ける道具や針を抜く道具等を購入し、それらの道具を使って実際にムーブメントを取り出すことに成功!
針先へ塗る白塗料は、マイカーのタッチアップペイントがたまたま白だったのでそれを使って塗りました。
針先が白になったことで、昼間の視認性が見違えるようにUPしました。
コレで昼夜を通して「最強の時計(笑)」に生まれ変わりました。
外装で目につくのは「回転式計算尺」です。
コレ、使いこなせば四則計算を電卓並みにスラスラと計算することができるんです。
計算尺の使い方に慣れた人だと、飲み会の割り勘計算なんか、鞄やポケットからスマホを取り出して電卓アプリを立ち上げている間にチャチャっと済んでしまうほどです。
ただ、私は歳のせいで老眼がキツくなっており「細かい字が見えない」ので、この計算尺が使いこなせません・・・(泣)
風防はドーム型となっておりますので、映り込む景色がフラットな風防とは違う表情を見せてくれます。
ブレスは「5連ジュビリーブレス」となっています。
コレら外装を構成するパーツ類は全て「ツヤのある黒仕上げ」となっており、本当にかっこいいモデルですね。
2.ムーブメント
ムーブメントは「ミヨタFS26」を搭載しています。
今までセイコー5のような機械式腕時計ばかり扱った記事を書いて来ましたが、このムーブメントは「クォーツ」です。
ミヨタというのは日本のメーカーで、現在はシチズンの系列会社に名を連ねています。
このミヨタという会社も、調べてみたら波乱万丈の歴史があるようで、そのうち記事にしてご紹介したいと考えています。
で、FS26というムーブメントですが、これはミヨタが製造して世界に供給している「汎用モデル」になります。
ミヨタの作るムーブメントは結構有名なメーカーやブランドにも供給されていて、安価で汎用性に富み、それでいて信頼性が高い、というクオーツムーブになります。
3.各種寸法
・ケース径→約44ミリ
・ラグ幅→約22ミリ
・ラグ〜ラグ間→約50ミリ
・ケース厚み→約13ミリ
4.姉妹機の紹介
姉妹機、と言いますか通常モデルとして元々は「ブルーの文字盤にブルーの回転ベゼル」と「ブラックの文字盤にブラックのベゼル」が存在しています。
コレら通常モデルはケースやらブレスやらはステンレスのシルバー仕上げとなっております。
今回ご紹介している「限定版」とは基本的に色の違いだけとなっていて、機能面に違いはありません。
限定モデルの裏蓋を見るとシリアルナンバーが刻印されておりまして、母数が「300」となっております。
つまり300台しか製造していないと思われますのでそれらが売り切れれば、通常モデルだけのラインナップに戻る、ということになるのかな?
5.まとめ
今回は
【ラドウェザー】蓄光とは違うのだよ、蓄光とは!トリチウムガスチューブ搭載!!ラドウェザーパイロットウォッチについて熱く語る(後編)
と題してお送りしましたが、いかがでしたでしょうか?
約12年間は自発光してくれる「トリチウムガスチューブ」を搭載しているちょっと珍しいモデルをご紹介しました。
トリチウムガスチューブは、マラソンというメーカーの時計にも搭載されたり、また過去にはロレックスの時計にも搭載されていたり、と結構「高額な時計」に搭載されているようです。
そのトリチウム搭載モデルが2万円少々で購入できるのですから、結構お得と言えるのではないでしょうか?
暗闇の中で時間を確認するのに難儀した経験を持つ人ならば、一度は手にして欲しいモデルです。
トリチウムの便利さは経験した者でないと伝わり難いと思いますが、本当に感動モノです。
夜間の視認性のよさは蓄光とは異なります。比べ物になりません。
入手しやすい価格帯でもありますので、1本は持っておいても良いでしょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。